ジブリ『かぐや姫の物語』」カテゴリーアーカイブ

『かぐや姫の物語』は深層心理学的PTSD克服物語

パンフレットに

高畑監督が
書かれています。

「…深層心理学的に
興味深い側面があるし…」

―『崖の上のポニョ』のパンフレットにも
「誰もが意識下にもつ海」と
(無意識で深層心理)
書かれていた。

普通の
有名作品なら
語るなと言われても
うんちくを語る人がいるけど

「かぐや姫への
思い入れも
殆ど語られない」

これは
究極の
自己実現物語だから
安易に共感できないからだと
―よい・悪いではなく
経験のないもの
想像できないものは
理解できない。

思います。

そして

深層心理は

翠雨PTSD予防&治療研究所
夢や
翠雨PTSD予防&治療研究所

箱庭でしか
語れなかったりします。

臨床心理学
とくに
ユング派の出番なんですが

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これじゃあね。

 

かぐや姫の存在についての

当研究所の所見はこちら✨

 

『かぐや姫の物語』PTSDを癒す自然治癒力と『崖の上のポニョ』と

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捨て丸は
崖から落ちて
怪我をしたとき
「こんなの唾つけとけば
治る」と言いますが
 ―自己実現の途中での怪我
 (心的外傷)には
 SSRIは要りません。
 自然治癒力で治します。
かぐや姫は
包帯をし
手当をしてあげます。
 ―骨折したら
 自然治癒力でくっつきますが
 正しく骨接ぎしてもらわないと
 歪みます。
 無理に断薬したら
 性格が歪みますね。
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この人たちは
実際に
よく崖から飛び降りますが
 ―『崖の上のポニョ』は
  禅の公案でしたね。
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クライマックスで
夢の中でですが
 ―夢かうつつかわからないくらいの
 リアルな夢で
 癒しの力があるから
 架空
 (空は
  現実と非現実に架かる橋)
「天地(あめつち)」に
抱かれ
 ―自我と自己が融合
 悟り
迷いなく
本来いるべき場所へ
向かいます。
 ―個性化の過程
夢見るのも
修業がいるのです。
 ―いい加減に生きてたら
 それなりの夢しか見られない。

『かぐや姫の物語』PTSD箱庭治療における傾聴

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スケッチブックを開いたような
作品ですが
 ―作品のなかでは
 絵巻物が出てきてましたが。
箱庭のようなものが出てきます。
懐かしい
還りたい場所を造り
 ―見ようとしないと見えない造りです。
 おうなはかぐや姫の視点から
 それを観ようとします。
愛おしそうにしていましたが
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求婚者のひとりが
死亡した知らせで
サバイバーズギルトを感じ
こんなもの!と
庭を荒らします。
 ―それもこころを映した
 作品ですね。
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おうなは
気持ちを傾聴し
共感しながら
「あなたのせいじゃない」と
荷物を一緒に背負います。
心理療法の基本ですね。
アメリカ映画
『メンタル癒しのカルテ』
第11話よりは
 ―イラク帰還兵の箱庭
大分
現実の心理療法に近いです。

『かぐや姫の物語』PTSD自己実現仮説の参考書

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脚本が文庫本になったのとか
サウンドトラックの
CDを買ってみた。
 ―音楽が面白いとおもったから
グッズは大づくりなのがちょっと
残念で
 ―箱庭に使うのは
 こっちの勝手ですがあせる
箱庭によさそうな大きさの
指人形はネットで注文
本はこれからまだいくつか
出るらしい。
作品は
かぐや姫の
ガイドブックって感じでした。
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堀越二郎と同じで
原作のかぐや姫は
寡黙で
何考えてるか
分からないでしょ?
 ―淡々としすぎて
 薄情だとか
 わがままだとか
 誤解されていると
 思うんです。
昔の秀才はみな
そうだったそうです。
そして
やはり
PTSDの自己実現物語だと
思いました。

『手のひらを太陽に』も『かぐや姫の物語』もPTSD原理

いのちを謳った
うたですが
やなせたかしさんの詩だったのですね。
喜怒哀楽がある時に
 ―特に
 哀しみの気持ちを
 否認しないことは大事
血が通った
人間であるからなんだけど
他の生き物も同じなんだから
 ―これがないと
 自己中心的に暴走する。
仲よくしながら
共存しなければならないことを
教えるのは
 ― 一太極二陰陽
宮沢賢治の
非暴力思想にもつながります。
その哲学を
子どもでもわかるように工夫するのが
日本的であり
アンパンマンのように
 ―助けに行くよと
 子どもたちが孤独にならないように
 メッセージ
有難く
こころのケアの
 ―PTSD予防
役割を果たしていると思います。
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輝く姫は
アマテラスでもありますね。
腕の骨格は
恐竜やワニから
人間に至るまで
共通だそうです。
 ―アメンバーの
 カイロの先生に教えてもらった。
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集合的無意識の
深い層から
感官を通して
変容させる
自己治癒力を刺激する
働きがあると思います。
敗戦トラウマも
じゃんけんという
陰陽五行説を進化させた
 ―文化を作った祖を思い出すのが
 創造的退行
遊びを考案することで
 ―気合が入りつつ
 笑顔が生まれ
 つながれ
 元気になります。
超えてきました。
東日本大震災トラウマは
かぐや姫を思い出すことで
超えます。
 ―ユング派が
 ウソ解釈ばかり
 垂れ流しますからね。

『かぐや姫の物語』PTSD解離性遁走から個性化の過程『十牛図』へ

ジブリが
かぐや姫の声を
選ぶ基準が
「意志のある声」で
 ―今の女優さんにはいない。
 芦田愛菜は最悪の典型らしい。
その声を
自由にのびのびと
響かせる手法で
絵に閉じ込めることなく
 ―ジブリの絵ですから
 最高のものですが
制作されたというのは
既に書いたところです。
意志する声と言えば
河合隼雄の著書に
『昔話と日本人の心』というのが
あって
「意志する女性」というのが
自己実現モデルの
最後の段階に
書かれています。
そして
かぐや姫とはと言うと
そこではなく
もっと下の発達段階の
「身体性を否定した」
 ―ここから摂食障害との関係を
 強調したのが
 コレでダウン
$翠雨PTSD予防&治療研究所
 論文の段階で
 学会奨励賞
 (河合隼雄賞)受賞してしまった。
「永遠の少女」という
 ―わがままとか発達障害扱いにつながる。
 男の子なら
 ピーターパン
 かぐや姫も
 ポニョもわがままですが
 意味が違いますね。
捉え方です。
 ―決死の告白も
 「嘘っぽい」と
 傾聴しない
 臨床心理学の常識を外した
 トンデモスタイル
結婚して
子どもを産まねばならないという
常識でガチガチだから
こうなるのでしょう。
退行し
 ―発見された時は赤ちゃん
翁たちから
無償の愛を受け
自然と戯れ
 ―自然治癒力
癒されたら
お互いが豊かになり
そこで初めて
自分が誰なのか
何をしたのか
思い出すのです。
 ―非行少年もこうしないと
 罪を反省できない。
$翠雨PTSD予防&治療研究所第七図
受け入れがたい
辛い作業ですが
 ―かぐや姫は泣いてばかりいた。
これが魂の結婚で
 ―自我と自己の調和
翠雨PTSD予防&治療研究所
無になり
 ―自分の意志も
 周囲の意志も
 見えない。
翠雨PTSD予防&治療研究所
新しい世界に
ひょっこり現れ
次に為すべき課題を
こなすのです。
 ―魂の成長モデル
翠雨PTSD予防&治療研究所
これは
第6図ですね。
 ―『風立ちぬ』にも出てきた
 モチーフです。
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これは第一図かな。
自分を無くした不安から
(自己と遠い生き方)
物語は始まります。

『かぐや姫の物語』で宮崎駿も脱皮してPTSD史のエポックに

監督が言うには
この作品は
今までのジブリスタジオから
家出して
「第7スタジオ」という
場所を作ってから
とりかかったそうです。
「既存のシステムではつくれなかった」と
おっしゃいます。
 ―これは今
 どこにでもある問題のような…。
 私も今年
 箱庭療法室を作ってみました。
 私を雇う
 心療内科なんてないでしょ?
そして
この作品の前後で
がらっと変わるものがあり
「エポックになるだろう」
宮崎駿も脱皮するだけで
引退しないだろうみたいなことも
話されています。
当の
宮崎駿も
ナウシカは
 ―ここから
 陰陽五行説的
絶対続編はないと言っていたのに
 ―漫画は続きがあるのに
「庵野がやりたがってる。
庵野がやればいい」みたいな
こと言いだしてました。
 ―ナウシカの
 あらすじみてみましたが
 ここからすでに
 陰陽五行説だったんですね。
要するに
物語の祖的
かぐや姫や
ゼロ戦の
風立ちぬなんかやると
原点に還ってしまい
 ―創造的退行
作者たちも
そのあり方も
 ―難関の世代交代の
 基礎工事が見えるような。
大きく変容してしまうのでしょう。
これからも楽しみな
ジブリですニコニコ

『かぐや姫の物語』発達障害かわがままかPTSDか

竹が光って
3か月で美人になって
エリートたちが
求婚するのに
拒絶して
月に還っていく。
DSM5的
ユング派的おバカ解釈では
「かぐや姫は
月から来たのかどうか」
「宇宙人か」
「SFならアメリカに勝てないでしょ?」
「それを手書きでとは
時代錯誤の
ナンセンス」
「ジブリも賞味期限切れ」
「監督も認知症?」
ですかね。

$翠雨PTSD予防&治療研究所
遠野物語についても
捉えそこないながら
―被災地で
PTSD予防できてるのかしら?
おどおどしゃべっている
VTRが
ネット配信されていますから
当たらずとも
遠からずでしょ。
文化人類学的に観たら
$翠雨PTSD予防&治療研究所
―その前に

解離性障害と発達障害じゃなくて
PTSDと修正しないと
ダメですが
なぜ貴公子が5人なのか
― 陰陽五行説でしょ
なぜかぐや姫なのか
―華厳経でしょ
無理難題は何なのか
―禅の公案でしょ
ポニョから
学び直せ!
なぜエリートに解けないのか
―常識じゃ無理でしょ
見えて来るわけです。
帝まで巻き込んでるのは
雅子さまが
ヒントですね。
かぐや姫は象徴的な
自己実現物語なのです。
翠雨PTSD予防&治療研究所PTSDをフツーと言う
翠雨PTSD予防&治療研究所かぐや姫わがまま説
分からず屋の学者の
こういう本は
発禁にしてください。
有害図書です。
臨床現場諸悪の根源です。

 

 

当研究所の所見はこちら

『かぐや姫の物語』PTSDからの命がけの脱皮

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解離性遁走中に
 ―冬ソナやコクリコ坂からなど
 永遠のPTSDモチーフ
12単衣を脱ぐようですが
 ―成人した時
 月に還る時も
 着るものが変わる。
 ユングのペルソナ
これは
アルプスの少女ハイジが
アルムの森に着いたとき
着膨れだったのを
脱ぐシーンと
重なるそうです。
どちらも
自分の意志ではなく
都会から
大自然に
放り込まれ
こころが
変容してゆきます。
変容の象徴に
ヘビがありますが
 ―夢で
 ウロボロス観て
 発見した科学者もいましたね。
日本人の場合は
 ―蛇信仰
脱皮が
大事なところです。
ヘビがなぜ信仰されたかと
言いますと
瞬きしないから
鏡のような目で
魅入られたら
コワいし
 ―投影が起こる。
 本性が映し出される。
脱皮するとき
断食し
 ―断食瞑想イメージ
とぐろを巻くシルエットが
坐禅してるみたいで
 ―道元
最強だからです。
 ―いつでもとびかかれる。
脱皮しないと
死んでしまうので
命がけで
脱皮します。
PTSDも同じですね。
自己実現か死か
 ―生きる屍という
 選択はあるが
 これが一番ツライ
コワい病だから
恐ろしくて
否認されます。

『かぐや姫の物語』もポニョもPTSD克服物語は呆気ないのがミソ

月から来て
月へ帰ってゆくだけの
実に
シンプルな
短い話です。
 ―二元論なら
 無駄足ですね。
そう言えば
『崖の上のポニョ』も
『借りぐらしのアリエッティ』も
数日の話です。
臨床現場でも
人が変わる時というのは
一瞬です。
 ―アセスメントとか
 聴き取りとか
 心理テストとか
 のらりくらりとするから
 何年もかかるし
 治らない。
 その分お金もかかる。
ポニョは
人魚姫の物語を
東洋的にしたものですが
 ―キリスト教とは
 自己実現モデルが違うから
 子どもたちが見たら
 絶望してしまう。
監督は
1971年か1972年ごろ
「アルプスの少女ハイジ」を
アニメ化したとき
 ―東洋的に
 したと思いますが
宮崎監督に
「これを
日本を舞台に描きたい」と
言ったそうで
 ―スイスの森では
 限界がある。
それが実現したのが
『かぐや姫の物語』
なのです。
ハイジも
18ページくらいのお話ですが
心理描写で膨らませ
 ―解説的
毎日30分
1年間放映しています。
本邦ユング派は
こういうことを考えないから
 ―考えられないから
PTSD児を見た時
 ― 彼ら流に言うと
  解離障害児かな
発達障害児に
見えてしまうのです。
 ―犯罪級大間違い!
仏教で
 ―たいていは
 仏教説話
「今・ここ」といいますね。
主題歌も
♪今のすべては~
 ―過去の記憶で
 未来への想いだったか
なんて歌われてます。
翠雨PTSD予防&治療研究所
翠雨PTSD予防&治療研究所いのちの記憶
愚説だらけの心理学会より
ジブリの学校です。