DV・ストーカー事件」カテゴリーアーカイブ

海渡くん【虐待死】父再逮捕と【否認】の【否認】

静岡県警は24日
両親から暴行を受けた後に死亡した
東京都江戸川区
小学1年生岡本海渡(かいと)君(当時7歳)の
継父で電気工岡本健二被告(31)を
強盗容疑で再逮捕しました。

健二被告は
海渡君の事件で
妻(23)とともに
傷害罪で起訴されています。

容疑は
2009年6月2日
男5人で
静岡県磐田市中泉
会社役員宅に侵入し
妻(73)を刃物で脅し
手足を粘着テープなどで縛ったうえ
金庫から約880万円を奪った
というものです。

虐待死した
海渡くんの父親の
暴力性はもはや
病的です。

海渡くんの死のように
典型的でわかりやすい事例さえもが
このような遠回りを経て
やっと認められるのですから、
世の中に
どれほどの
【DV】や【児童虐待】が潜んでいるか
わかりません。

どれだけ多くの人が
子どもが
絶望していることでしょうか。

本日、朝日新聞オピニオン
【虐待死】の特集ページで
記者が書いていたように

【否認】というものを
プロとしてしっかり学んで欲しいです。

理学療法士の国家試験にでも
出るような
基本的な臨床心理学を
あまりにしらない
プロ(?!)が多すぎます。
続きを読む

海渡くん【虐待死】父再逮捕と【否認】の【否認】

静岡県警は24日
両親から暴行を受けた後に死亡した
東京都江戸川区
小学1年生岡本海渡(かいと)君(当時7歳)の
継父で電気工岡本健二被告(31)を
強盗容疑で再逮捕しました。
健二被告は
海渡君の事件で
妻(23)とともに
傷害罪で起訴されています。
容疑は
2009年6月2日
男5人で
静岡県磐田市中泉
会社役員宅に侵入し
妻(73)を刃物で脅し
手足を粘着テープなどで縛ったうえ
金庫から約880万円を奪った
というものです。
虐待死した
海渡くんの父親の
暴力性はもはや
病的です。
海渡くんの死のように
典型的でわかりやすい事例さえもが
このような遠回りを経て
やっと認められるのですから、
世の中に
どれほどの
【DV】や【児童虐待】が潜んでいるか
わかりません。
どれだけ多くの人が
子どもが
絶望していることでしょうか。
本日、朝日新聞オピニオン
【虐待死】の特集ページで
記者が書いていたように
【否認】というものを
プロとしてしっかり学んで欲しいです。
理学療法士の国家試験にでも
出るような
基本的な臨床心理学を
あまりにしらない
プロ(?!)が多すぎます。

朝日新聞社説『DV対策、見直す契機に』

宮城3人殺傷事件を受けて
16日の朝日新聞朝刊には
『DV対策、見直す契機に』
と題した社説が出た。

主旨は

悲惨な事件を回避すべく
DVの加害者と被害者である
このカップルを
何とか引き離せなかったのか
というものである。

被害者が
周囲から諭されては復縁することを
繰り返していたという事実から

これがDVの典型であると
書いてある。

そして
その心理について
DVと言っても
年間を通していつも暴力的なのではなく
合間に優しさの表現があることや
仕返しの恐怖から
相手に依存してしまい
被害を否認したり
支援を拒んだりする
このことが
DV支援を困難にする
一番の原因である
としている。

本当にそうだろうか?

若者が一番嫌悪するのは
頭ごなしの押し付け
ではないか?

結婚問題という
根本的で
一番のプライバシーに
土足で踏み込む
そんな態度が一番忌避されているのではないか。

専門家のペルソナが
親切ごかしになっていないか。

私がDVシェルターで一番感動したのは
たとえ子どもであっても
今の自分の置かれた立場を自分で確かめながら
崖っぷちで考え
答えをつかんでいく姿だった。

机上論がここでは
まったく役にたたないことは
子どもでも知っている。

このことを支援する者が
理解できた時
初めてDV支援研究が始まる。

私はそう考える。
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朝日新聞社説『DV対策、見直す契機に』

宮城3人殺傷事件を受けて
16日の朝日新聞朝刊には
『DV対策、見直す契機に』
と題した社説が出た。
主旨は
悲惨な事件を回避すべく
DVの加害者と被害者である
このカップルを
何とか引き離せなかったのか
というものである。
被害者が
周囲から諭されては復縁することを
繰り返していたという事実から
これがDVの典型であると
書いてある。
そして
その心理について
DVと言っても
年間を通していつも暴力的なのではなく
合間に優しさの表現があることや
仕返しの恐怖から
相手に依存してしまい
被害を否認したり
支援を拒んだりする
このことが
DV支援を困難にする
一番の原因である
としている。
本当にそうだろうか?
若者が一番嫌悪するのは
頭ごなしの押し付け
ではないか?
結婚問題という
根本的で
一番のプライバシーに
土足で踏み込む
そんな態度が一番忌避されているのではないか。
専門家のペルソナが
親切ごかしになっていないか。
私がDVシェルターで一番感動したのは
たとえ子どもであっても
今の自分の置かれた立場を自分で確かめながら
崖っぷちで考え
答えをつかんでいく姿だった。
机上論がここでは
まったく役にたたないことは
子どもでも知っている。
このことを支援する者が
理解できた時
初めてDV支援研究が始まる。
私はそう考える。

DV事件の理不尽さ

$PTSD研究家翠雨の日記

口筆で書画を描いている尼僧は
大石順教尼(1888~1968)である。

17歳の時、養父による一家6人殺傷事件にまきこまれ、
両腕とともに舞踊家としての輝かしい未来への夢も打ち砕かれた。

身体的な痛みはさることながら
どんなに心が痛かっただろう。
事件の衝撃や理不尽さを17歳の少女が受け止めることは
容易なことではなかっただろう。

宮城県石巻市の事件と大石順教尼の事件
40年という月日が経過しているが
PTSDの予防や治療には
あまり進展がない。

理不尽な目にあった被害者は
理不尽な目にあいながら
理不尽なPTSDと立ち向かう
この上ない理不尽の海に放置される。
続きを読む

袋小路に入ったDV問題に付加される若年化

2010年02月10日早朝
宮城県石巻市の住宅に男が押し入り
室内にいた3人を刺し
女性を連れて逃亡するという凶行が発生した。

刺された3人のうち、2人の女性は死亡し、男性1人は軽症を負っている。

まもなく逮捕され、女性は保護された。

犯人はなんと18歳少年で
保護された女性との間に最近子どもが生まれている。
交際は破綻していたが
少年がストーカー行為をやめないので
DV問題として警察に相談しており、
少年は警察官から警告を受けている。

殺害されたのは女性の姉と姉妹の知人である。
この家にはほかに女性の母親と祖母が住んでいる。

少年を知る男性によると、
少年は母親と妹と3人暮らしで
「小、中学生のころからよくけんかをするなど、カッとなりやすい性格だったが、
最近は大きな問題事件は起こしていなかったとのことである。

DV問題の解決に何の進展も見られないなかで
18歳少年による事件まで起こってしまった。

保護された女性の精神的負担は限界を超えているだろう。
①(事実上の)結婚が破綻したショック
②これからの人生を考えるストレス
③日常的な押しかけによる多大な心的ストレス
④事件によって味わった恐怖感
⑤姉と友人が殺害されたというショック
⑥犯人が子どもの父親であるというショック

精神的な意味においてもしっかり保護してあげてほしい。
彼女もまたPTSDに立ち向かっていくという
大変な負荷を負わされてしまった。
何の落ち度もないのに
理不尽さがDV問題の本質である。

犯行は【解離】によるものだろう。
自傷・他害にはいろんなパターンがあるはずだが、
【模倣】されるのがこの国の現状だから
袋小路に入ったDV問題が
若年化という問題も抱えていく前兆を感じずにはいられないこの事件の加害者が
【解体工】であったというのは
【象徴的】な気がする。

単なる妄想であってほしい…
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DV事件の理不尽さ

$PTSD研究家翠雨の日記
口筆で書画を描いている尼僧は
大石順教尼(1888~1968)である。
17歳の時、養父による一家6人殺傷事件にまきこまれ、
両腕とともに舞踊家としての輝かしい未来への夢も打ち砕かれた。
身体的な痛みはさることながら
どんなに心が痛かっただろう。
事件の衝撃や理不尽さを17歳の少女が受け止めることは
容易なことではなかっただろう。
宮城県石巻市の事件と大石順教尼の事件
40年という月日が経過しているが
PTSDの予防や治療には
あまり進展がない。
理不尽な目にあった被害者は
理不尽な目にあいながら
理不尽なPTSDと立ち向かう
この上ない理不尽の海に放置される。

袋小路に入ったDV問題に付加される若年化

2010年02月10日早朝
宮城県石巻市の住宅に男が押し入り
室内にいた3人を刺し
女性を連れて逃亡するという凶行が発生した。
刺された3人のうち、2人の女性は死亡し、男性1人は軽症を負っている。
まもなく逮捕され、女性は保護された。
犯人はなんと18歳少年で
保護された女性との間に最近子どもが生まれている。
交際は破綻していたが
少年がストーカー行為をやめないので
DV問題として警察に相談しており、
少年は警察官から警告を受けている。
殺害されたのは女性の姉と姉妹の知人である。
この家にはほかに女性の母親と祖母が住んでいる。
少年を知る男性によると、
少年は母親と妹と3人暮らしで
「小、中学生のころからよくけんかをするなど、カッとなりやすい性格だったが、
最近は大きな問題事件は起こしていなかったとのことである。
DV問題の解決に何の進展も見られないなかで
18歳少年による事件まで起こってしまった。
保護された女性の精神的負担は限界を超えているだろう。
①(事実上の)結婚が破綻したショック
②これからの人生を考えるストレス
③日常的な押しかけによる多大な心的ストレス
④事件によって味わった恐怖感
⑤姉と友人が殺害されたというショック
⑥犯人が子どもの父親であるというショック
精神的な意味においてもしっかり保護してあげてほしい。
彼女もまたPTSDに立ち向かっていくという
大変な負荷を負わされてしまった。
何の落ち度もないのに
理不尽さがDV問題の本質である。
犯行は【解離】によるものだろう。
自傷・他害にはいろんなパターンがあるはずだが、
【模倣】されるのがこの国の現状だから
袋小路に入ったDV問題が
若年化という問題も抱えていく前兆を感じずにはいられないこの事件の加害者が
【解体工】であったというのは
【象徴的】な気がする。
単なる妄想であってほしい…