PTSD物語としての『眠れる森』

昨日の朝日新聞夕刊で
1998年の連続ドラマ
『眠れる森』のロケ地が
紹介されていました。

結婚を控えたヒロインが
ある森に向かいます。
子どもの頃受け取った手紙に
「15年後森であいましょう」と
書いてあったからです。

森ではキムタクがハンモックで
寝ています。

ヒロインは過去の記憶に悩み始めます。

両親は交通事故で亡くなったと
納得するのも
簡単なことではなかったのに
交通事故ではなく
殺人事件であり、
その現場に自分がいたという
記憶が故意に消されていたと
知ります…

キムタクは
記憶の操作がいつか
賞味期限を迎えることを
知っていたのですね。

なかなかすごいPTSD物語です。

復習しましょう。
①両親の死はトラウマになる可能性がある。
②①の緩衝材として記憶の操作が起こることがある。
③その記憶操作には賞味期限がある。
④賞味期限がくると苦悩が始まる。
⑤苦悩を克服するのに伴走者が必要

現状は
①「考えても仕方がない」「忘れろ」とトラウマを否認される。
②記憶の操作による現実検討能力の低下や葛藤による
 エネルギーの消耗の持続
③②の状態を『適応障害』『うつ病』『発達障碍』と誤診される。
④無意識の自己治癒システム作動と間違った治療の間で
 こころの海は大荒れになる。
⑤入院により間違った支援がさらに強化される。
⑥絶望が深まる

   …
この先は書けません…

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