解剖見学実習に耐えられない学生たち

人間のこころは
そんなに強くはできていないので

ものごとをありのまま見る
なんてことは

お釈迦さまでも
なかなか難しいことです。

精神分析では
いろんな防衛機制
説明します。

PTSDでは
【否認】とか
【解離】が
キーワードですね。

【知性化】なんてのがあります。
説明によく使われる例は
医学部の解剖実習です。

死体を見るのも
触るのも
普通は大変なことです。

でも医学のため
患者さんのためなどと
自分に言い聞かせて
(無意識にですが)
解剖するのでしょうね。

知性で片付けているから
知性化です。

ところが叫び

医学部でなくても
解剖見学をする学部があるのですが

今年そこで異変が起きました。

一人が気を失って倒れ
そのあと耐えられなくて数人退出した
というのです。

前代未聞のできごとです。

最初の一人はトラウマを
刺激されたのでしょう。

そして
その場の雰囲気に飲み込まれた
人達のヒステリー反応が
続いたのだと
思われます。

臨床教育も
だんだん大変な時代に
突入しているかも
しれないですね。

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