PTSD児の水治療?!

20年位前
落ち着きのない子どもたち
ってのが流行しました。
そういうタイトルの本もあって
目に映るものに対して
次々注意が強く惹かれてしまうので
結果的に
落ち着きがなく
対人関係も
言葉も学べず
発達が遅れてしまうという
症状です。
世間をおどろかせた自閉症が
 ―残念ながら
  私は
  カナー型という完全な自閉症には  ←人形みたいな無反応
  お会いしていません。
消失して
出てきたのがこれでした。
目は合うし
少しならかかわりが持てるのですが
持続しないというのが
自閉症との違いです。
ある就学前の男の子ですが
警官の一人息子でした。
緊張感あふれる激務ですから
睡眠は我々以上に大事です。
しかし
赤ん坊は夜鳴きするんですね。
狭いアパート
困りました。
お父さんは怒り
はやく寝かせろと言いますし
事情はわかります。
泣くという
極めて生理的心理的に重要なことが
押さえ込まれてしまったのです。
やわらかでやさしいお母さんでした。
どうやって治癒したか?
子どもがある日
水道の水で遊び出しました。
普通のセラピストは
止めるらしいのですが     
私は一緒になって
遊びました。    ←何か直観したのです。
 ―子どもはキャーキャー
  破顔微笑です…
室内は水だらけ…  ←プレイ・セラピーです。
時間が終了し迎えに来た
お母さんは
驚きながらもにっこり…
何が起こったのか
無言のうちに悟られたようでした。
「Aくん、楽しかったんやね」

私は、
あとで
ある場所に菓子折りをもって
お詫びにゆきました汗

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