月別アーカイブ: 2010年8月

平城遷都1300年祭で光の天平行列登場

$PTSD研究家翠雨の日記

大極殿の前で   ←【一太極二陰陽】の大きな極
繰り広げられた
光の天平行列です。

平城遷都1300年祭の
メーン会場
平城宮跡で
今夜
「光の天平行列」が行われました。

色とりどりのLED
(発光ダイオード)の
小型電球で装飾した
天平衣装を身にまとった
約80人の行列が練り歩き
あでやかな明かりが宮跡を彩りました。

当時の貴族や女官も
平成の日本人も

無意識は
陰陽五行説で
できています。

心理療法してたら
それがよくわかります。
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『チャングム』第二十話  無心と個性化の過程

幼少期に
孤児になっただけでも
試練なのに
チャングムはその後も
試練にばかり
遭います。
こういうのが
トラウマ後の
【個性化の過程】なのかなと  ←ネバーエンディングストーリー
思います。
同じ年齢の女の子たちは
ちょっと意地悪されたり
理不尽な要求をされると
泣いたり
人のせいにしたりしますが
チャングムは
いつも
一瞬ふっと
(立ったまま)気を失ったような
しぐさをして
さっとこころを切り替え
現実に対応しています。
もちろん内心は怖いのですが
前に進むのです。
西洋心理学では説明がつかない
こころのメカニズムが
そこにはあります。

『チャングム』第二十話 かいつまんで話せない

チャングムのおじさん
チャングムの師が
拉致されたのを見て
驚き
人に助けを求めて
釈迦リキになって
説明してますが
慌てているわりには
話の核心から
時間的にも意味的にも
遠いところから
話し出すので      ←コンプレックス
「何の話ですか?」
「だから?」
「落ち着いて!」
なかなか伝わりません。
心理療法に時間がかかるのも
同じ理屈です。
仕事がうまくいかなくて
始まることが多いですから
(死活問題)
焦ってるのですが
人間関係がうまくいかない
せいだと気づき
その背景に
自分の性格の問題があり
トラウマに
気づくまで
他人が聞いたら
どうでもよいような話を
延々と
お金を払い時間をかけて
話します。
どこかそれが大事なことと
つながっているという
無意識的確信があるから
その作業ができるのです。
だから
相手がどんな話をしても
傾聴する姿勢が大事なのです。

国立音楽大准教授作曲家の覚せい剤逮捕とPTSD

21日に
42歳の作曲家が
逮捕されました。
無職26歳の女性が
容疑者から覚せい剤をもらったと
供述したため
発覚したものです。
2002年8月には
芥川作曲賞も受賞したような
作曲家の
創作という
生みの苦しみの途上での
過ちです。
トラウマを
どう表現し
どう変容させ
昇華させていくのか。
大変難しい問題が
依存症の背景にあります。
芸術家の場合
「立ち直り
よい作品を作ってほしい」という
声が多いのは
そのことと
関係があると思います。
つまり
一般人も
PTSDと表現の関係を
こころのどこかでは
知っているのです。

金賢姫からの手紙とPTSD真の支え合い

正しく傷ついた人の視線は
物事の真実を語る力を
もっているんだなぁと
改めて感じました。

ちまたに流れる
拉致問題情報では
わからない
被害家族の心情が
覗えました。

一番は
横田めぐみさんのお母さんとの会話かな…

「私が
『めぐみさんが来なければならないのに
私が来てしまってすみません』と
申し上げたところ

お母さんの早紀江さんは
娘に対するように
私を温かく迎えてくださいました。

私は北朝鮮で
めぐみさんに会った状況などを
ご両親に詳しく話しました。

早紀江さんは
娘の子供のころの様子を
いろいろ話され

『娘は数奇な運命をたどったと
思っています。

あなたが悲劇的な運命に耐え
けなげに生きて
日本を訪問したように
娘も北朝鮮であらゆる苦難に耐え
しっかり生きて祖国に戻り
自分の前に現れることを
願っています。

誰が何と言おうと
娘は生きていると
信じています』と
そのつらい心情を語られました」

拉致被害者の家族の方々は
PTSD化しないように
必死で耐えておられますね。

そういう方は
苦難のなかにあっても
似たような境遇の人に
適切な対応ができるのだと思います。

美しいな…

そう思いました。
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自宅放火の16歳少女殺人未遂で逮捕 ~機能不全家族の肖像 

東京都品川区で

2階建て住宅から出火し
会社役員の男性(49)が
両腕のやけどなどで重傷
妻(47)も
煙を吸い
のどに軽いやけどを負いましたが

男性の次女(16・高1)が
「自分が火を付けた」と供述し
逮捕されました。

「朝方に帰宅し
午前8時半ごろに
朝食を食べないのをしかられ
家族が死んでもいいと思って
ろうそくで居間の段ボールに火を付けた。
以前からしかられていた」と
供述しています。

16歳の朝帰り
親は心配するでしょう。

  心配=こころを配る

心配すべき理由がそこにあったはずです。
16歳の一大事です。
  ―己事究明が始まっています。

なのに
なぜ
朝食を食べないとしかるのか?

二重に間違ってます。
★どうしたの?と聴くべきでしょう
★食べられないのは生理現象です。
  ―人間は深くものを考えるとき
   食べられなくなるのです。
        ↓
      欠食は叱るものではなく
      心配するものです。

機能不全家族の一例です。

非行は非行として
扱われるべきですが

こころのケアが必要です。

こんな家族が増えています。
 ―自説の押しつけがきついのが
  特徴です。
  子どもはたまったものでは
  ありません。
  
家族療法がいいでしょう。
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しらしらと遠きふもとを流れたる小川眺めて夕山を越ゆ

若山牧水です。

川はこころの流れですね。

ずっと先にあるものを
観ながら

そこを超えていくようにすると

精神衛生が
いいんですね。

しかも
時空を一致させながらね。

要するに
観念や絵空事ではなく

日常と非日常は
【象徴】を通して
つながっているのです。

彼岸と想ったところは
明日現実になります。
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性同一性障害とPTSD

心と身体の性別が
一致しない人たちがいます。
小中学校では
子どもが希望すれば
性別の変更を認める事例が
増えていますが
制服や水泳の授業などをめぐって
周囲の対応に苦しむ子どもは
多いようです。
大阪で昨日開催されたセミナーで
GID学会理事長の
産婦人科医は
661人の受診者のうち
4分の1が不登校を経験
7割は自殺願望
をもって
いたと報告しました。
周囲の理解がないと
トイレ1つとっても
大騒ぎされ
自分の存在に関しての
過小評価や孤立感に悩み
自殺や自傷行為に発展することも
あります。
性の不一致=障害ではないですが
トラウマティックな問題と
直結していると
言えましょう。

石川女装の輪島大祭と陰陽五行説的ストレスケア

$PTSD研究家翠雨の日記
下ろし立ての下着をつけ
化粧して
赤や黄の腰巻き姿の
青年団員らは       ←性同一障害ではないですよ!
               (二元論的発想)
午後六時半すぎ
「やっさーやっさー」と声をかけながら
みこしとともに海へ入り
みこしに結ばれた手綱を
浜から子供たちが引っ張ります。
海の中にいる時間が長いほど  ←創造的退行
豊漁
になると伝わり
浜に上がってはまた海に戻る動きを
三度、四度と繰り返します。
  …
トラウマティックな
日本人のリセットの法則は
スサノヲ以来ずっと
【一太極二陰陽】
$PTSD研究家翠雨の日記←枝分かれし八卦になる
海が太極  ←混沌とした源
太古からある海と
未来の担い手子どもたちが
繋がっています。
 ―しかも
  子どもたちが
  引っ張っているのです。
それをつなぐ場所では
男女(陰陽)も混乱します。
生死(陰陽)の場所ですからね。
ストレス受けると
生きようとして
悪夢やフラッシュバック
(死の本能)が
起こるでしょう?
ストレスの攻防も
陰陽です。

泣き虫のスサノヲが
古事記の基礎固めをする
英雄です。

『セラフィーヌ』 ~自己実現の間にある啓示と狂気

PTSD研究家翠雨の日記

6歳で孤児になり
修道院の家政婦をしている
田舎女だったが

41歳のある日       ←ユングのいう人生の昼下がり
聖母から
「絵を描かねばならない」と
啓示を受けます。

描いたこともないのに…

文字が読めないのに
「読め!」と言われたムハンマド

『わからないなら
机の引き出しにある
ピストルで死んでしまえ!』と
内なる声に脅されたユング

転機には
普遍的な【型】がありますね。

啓示には無理がつきもの
なんでしょうね。
 ―癒しの啓示はない…

感応同交と言うと
官能と響くのか
眉をひそめられることが
ありますが

彼女はまさに
性交のように
絵を描いたそうです。

しかし
危険なんですね。

世界的名声の幻想に
浸り始めてしまうと
聖母や天使との回路が
断ち切られます。

護りのないところで
パンドラの箱が開くのですから  ←薬害と同じです
誇大妄想と強迫観念の      ←啓示と紙一重
幻覚に襲われ

精神病院で一生を終えました。

このあやうさの綱
逆走した人知ってるわ…汗
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