虐待予防授業としての【赤ちゃん抱っこ体験】

朝日新聞で
長野の定時制高校の先生が書いている。
ある男の子は
中学時代を
反抗一色で過ごして
しかたなく
定時制にきた。
彼が反抗するのには
ちゃんとした理由があり
国立大卒業の父親から
そんなできの悪いのは
オレの子ではないと
否定されつづけてきたからだ。  ←トラウマ
赤ちゃんを抱っこするという
特別授業があったが
彼は赤ん坊は嫌いだと
拒否した。
目の前にいるのは
他人の赤ん坊であることを
彼は知っています。
しかし
こころの深層では
内なる赤ちゃんとして
自分の存在と二重写しに

感じるのが人間です。
父親に抱っこされた記憶もなく
否定され続けてきた自分(赤ん坊)を
他のクラスメートのように
笑顔で抱っこすることは
できないのです。
悪気があって
突っ張っているのではなく
怖いのです。
(自分がどうなってしまうのか)
でも先生やクラスメートに
励まされ
恐る恐る抱っこしてみて
彼の中の何かが変わり始めました。
家庭の愛情に恵まれない子は
結婚願望ゼロか200パーセントか ←適当な数字です…
どちらかになります。
10代で【できちゃった結婚】して
育児の知識なんかなく
諸悪の根源である
トラウマが出てきたら  ←赤ん坊はきっかけになりやすい
サイアクです。
そうなるまえに
こんな授業をしてほしいなぁと
思います。
トラウマに気づいた場合
どこかにつなぐことができるなら
理想的なのですが…むっ

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