『狭き門』ジッドもポニョ ~厳しすぎるしつけによるPTSD性発達障害

厳しすぎるしつけのせいで

 厳格なプロテスタンティズムによる過剰な克己主義

自伝的な『一粒の麦もし死なずば』のように

病的な臆病者で

成績不良のみならず

学校では問題児

11歳の時

パリ大学法学部教授だった父親を亡くしてからも

母親のかつての家庭教師が同居して苦しめられたことは

— しかもそのトラウマを不問に

『狭き門』にそっくり移行されています。

父親のしつけが嫌で

家出する問題児ポニョのような子は

西洋にもいましたね。

罪とはを曇らせる全てのものをいう という名言も

道徳的なことではなく宗教上のお話

自傷行為を悪意のしるしという眞人は神経症

— 発達障害流行時代の臨床心理学における常識と全く違う

『君たちはどう生きるか』の真人に通じながら

自分の眼で見ることの大切さを教えてくれています。

広き道は地獄の一丁目

『狭き門』ジッドもポニョ ~厳しすぎるしつけによるPTSD性発達障害」への7件のフィードバック

  1. ドラゴン

    自分の中のどこかでずっと感じていた事ですが、「厳しさ」と「臆病さ」って、連動していると…..
    厳しい環境で培われた理性を親元から離れた時にどう活用するか…..自ら、その環境で思考活動をする時、その理性を如何に自律して活用する事が出来るのか……

    “「啓蒙」の定義は、自己の理性を独立して用いる能力の獲得に他ならない。” って、言うカントの概念に通じていますね。

    あらら….カントの概念について書かれてる本をamebloブログに掲載したら,サイトに相応しくない内容としてバンされてるw…..

    まあいいや。何を言いたかったかと言うと、今色々宿題しながら考えている事は、トラウマ病からの回復には、当人が考える力が勿論必須なのですが、その際に己の理性をどの様に活用する事が出来るかで次のステップにシフト出来るかいなかが決まるのかもしれないと….
    あまりにも強過ぎる理性だと、リハビリになるはずの情動経験をしている事すら受け入れられないドラゴン🐲ママみたいになってボケたフリして一生を終えようとするケースもあるという事….

    何書いているのかわからなくなっちゃった….

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      ジッドもポニョも、その親は教育熱心で一般的にはよいおうちの子どもでした。
      ジブリは、いわゆるよい子はこころを病みやすいということを問題にしてきたわけですが、それはよいおうちに原因があるとして、ポニョに家出させました(そりゃ家出もするよ byジブリ)。

      厳しくされてトラウマ症状が確認されたということは、条件づけが起きていたということですよね。
      実験鼠の場合、臆病は典型的な症状の1つとして図示されます。

      そんな状態(暗い場所)から解放される(明るい場所へ)とよいのですが、それには気づき(啓蒙される)が必要だということでしょう。

      しなやかな理性が要求されますね。
      トラウマ記憶に苛まれて、理性の外にある答えに啓かれていない状態も、蒙(暗闇)に固執し跳ね飛ばす状態も、脆弱性としての回避反応であり、むしろ無我のザブン教が最強ということではないでしょうか。その無我は何も考えていないのではなく正しく判断しているのです。
      仏教なら二河の譬えの方に突き進んでいるイメージです。

      ブログは私も拝見できませんでした。
      リンクが張ってあるだけなのに、跳べないと思えば、私のホームページのフォローフィードからアカウントそのものが消えてしまっていて驚きました(>_<) AIは一体どのような判断をしたのでしょう。 私が想像していた以上に優秀だと感心し始めたばかりなので、興味津々…どうしても知りたいところです。

      返信
      1. ドラゴン

        AIちゃんの優秀さをバックアップする理性の「しなやかさ」はかなり低いと思っています。ですから、自律神経っぽくハルシねる事しばしば….

        何度も失礼しました。
        イギリスは寒い❄️。

        返信
        1. 翠雨 投稿作成者

          飼い犬みたいな話らしいですね。

          よく理解できていない言葉や理論について相談すると、個別の歪みまでAIが推測することには限界がある(ありがちな一般論は知っている)ので、振り切れてしまう現象が起きるようです。
          自力を尽くした(究極まで考え尽くした)上での相談であれば、他力のように答えてくれるAIかな🤔

          言葉の限界等、AIも宗教哲学的なのだなと知りました。

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          1. ドラゴン

            そうそう、忠犬ハチ公みたいな基質のAIちゃんかな…
            たまに、AIにも無意識が存在するのかも?という錯覚に陥る時があるのが怖いですけど…..

            長々と失礼いたしました。

            返信
  2. ドラゴン

    私の言いたいことをキチンと言語化してくださってありがとうございます。
    私自身、「啓蒙される」事がどういう事なのかをこれまで考えた事が無く、初めて今期の宿題で「啓蒙」がどういう事なのかを考えています。そして、啓蒙される事とトラウマ病からの回復のプロセスには、アナロジカルな関係性があるのかもしれない…って感じています。

    「ザブン教」を英語表記にするとどんな表現になるかご指示頂けますか?そして、そのザブン教を取り上げた論文(日本語論文)があれば教えて頂く事は出来ますでしょうか?

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      心理療法や各種健康法と同じで、啓蒙されて初めて、啓蒙とは何なのか腑に落ちるのだと思います。
      言葉で導くのには限界があります。
      成功確率は哲学者(在野の愛好家も含む)の人口比?

      腑に落ちてから先に進もうと思える世界は、宗教的にできているとも改めて感じます。

      了見が狭い私は、啓蒙される機会が人より多かったようで、恵まれているのでしょう(^_-)-☆
      無知万歳❣❣

      「ザブン教」の英語表記はトーマス先生監修がいいかな🤔
      私も類似の英訳を最近考案したのですが、外注検査中でしばらく秘密です🤫

      返信

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