戦争PTSD 聖者と惑う 妄想へ @黒澤明『静かなる決闘』

本日は

『静かなる決闘』が公開された日だそうです。

Wikipediaによると

物語のはじまりが戦中

原作があり

劇団により上演されていたものをリメイクした作品です。

黒澤明が見て感動したことで

やって・みるのが大切と言いますが

— 箱庭みたいに置いて・みる

見て・感動は

純粋経験ですね。

生み出されたという点も

『君たちはどう生きるか』とよく似ています。

よい作品には普遍性がある。

 

しかし

黒澤明が見て感動したというのが

PTSD案件あるあるとは読めるけど

— 特に悪人のゴロツキ心性などは

—— 破落戸 と書くのだそうです。

—— ユ・セヨプの最新作に出てくる。

あらすじを読むかぎりわかりません。

或る意味不幸のあと『君たちはどう生きるか』作品ですが

トラウマ昇華問題

『君たちはどう生きるか』と違うのは

物語の始まりは同じでも

野戦病院で

軍医として治療したことで

梅毒に感染し

戦後も

悪人扱いまでされる

梅毒が治るまでと

事情を説明せず結婚を延期しているのは

戦争PTSDによるとの誤解

— インドに行くと人生観が変わってしまうみたいな

価値観が変わってしまう危機

理不尽さに耐えながら

感染させた患者は

— 「不愉快になることは考えないようにしている」

—— 解離心理であることは無自覚

治療せず

— 主人公が治療中と説明され「嘘だ」

—— 現実の否認

結婚し

もうすぐ子どもが生まれる。

戦争PTSDで

不幸な境遇になった人たちを助けていた。

自殺しそうになっていた人に

仕事を見せて

看護師になるよう勧めるなど

駆け込み寺の事務局長みたいな

 

映画化にあたり

ストーリーを大きく書き換えた点にありそうです。

 

原作では

弱者を救い続けるうちに

いつのまにか

聖人となり

なろうとしてなるのではなく

このような過程・実態に耐えながら

菩薩化するものであると

— 菩薩はすべてのひとを渡し終えるまで自分は渡らない。

 

精神病院に入院してお仕舞という👀

忍耐に忍耐を重ねているうちに

現実がわからなくなって

これから旅に出るんだね。

〇子さん(許婚・いいなづけ)が待っているんだねと

お花畑にいる。

前述日本駆け込み寺の事務局長みたいな

— 覚せい剤あたまに

なんとも救いようのないお話です。

これでは

医学が梅毒如きに敗北する。

医者が弱すぎる。

 

こういう風に導けなくなる。

GHQが許可しないだろうということで

主人公は

理不尽な葛藤に耐え抜きながら

弱者を救済しているうちに

真実が明らかになって誤解も解け

いつのまにか

人間的成長を遂げ

戦争で身を持ち崩した人も

その姿に感化されて変わってゆくという

可能性あるものにしました。

黒澤明は

どこまでなら検閲を通せるかということを諮りながら

日本人の理想を描いた。

聖人化を削らねば

エックハルトの神みたいな大叔父

『君たちはどう生きるか』と

さらに接近したかもしれないですね。

 

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