おみくじにも作法があるそうです。
わかりやすいのは
「大吉」なのか「凶」なのかということで
一喜一憂させられがちですが
本来はなかったもので
江戸時代におみくじが大流行した際に
庶民にもわかりやすくするために
振られたものだそうです。
本来一番大事なのは
「お告げ」にあたる部分です。
神様のお告げは和歌で
仏様のお告げは漢詩で書かれる。
かつては
巫女さんやお坊さんが
読み解いてくれていたらしい。
たとえ話で書いてありますから
夢の解釈のように
自分の場合はどうかとあれこれ考えます。
考えてもわからないときは
声に出して読んでみると
言霊として
こころに響く言葉があるものなので
それを味わうとよいそうです。
そして
一番大事なことは
「ちょっと試しに引いてみる」ものではないということです。
本来は
自分でぎりぎりまで悩んだけど
どうにも決めがたいことがあるときに
お告げをくれる神さま仏さまを信頼し
全身全霊で神仏を招いてから
例えば
お経を3回読んで
333回真言を唱え
33回礼拝して
こころの準備を整えてから
引くものだったということです。
漫然と引いても
ポニョを連れた宗介が
こころもとない状態で
一度来たことがあるトンネルを通る前
やたらと「とまれ」と強調してあるのも同じ
覚悟して通る必要がある。
御利益が得られにくいのです。
昨日のモンテクリスト伯論同様
自力を尽くして他力を待つというのは
おみくじでも大事な態度らしいです。