物語」カテゴリーアーカイブ

『万引き家族』万引きがひきよせる複雑なPTSD事情のコンプレックス

世間が

消えた老人問題を忘れたころに

高齢者所在不明問題

2010(平成22年)以降

戸籍上では存在しているが

実際には確認が取れない老人がいると発覚

親の死亡届を出さずにいた

年金不正受給の家族の事例から

「万引き家族樹木...」の画像検索結果

おばあちゃんの年金を目当てに集まった家族

誰も詳しくは知ろうとしない

「daremosiranai」の画像検索結果

 

家族や社会について考察し

つくりあげた作品です。

 

「万引き家族」の画像検索結果

 

1つの事件の背後には

たくさんの人たちの

トラウマエピソードがあるわけですね。

 

万引きは

刑法にない表現で

由来に諸説あります。

 

  1. 間引いて盗む「間引き」が変化し、万引き(万は当て字)になった。
  2. 「間」に「運」の意味もあり、運を狙って引き抜くという意味
  3. タイミング(間)を見計らって盗むことから
  4. 一度やると癖になり万回繰り返すから

「集合的無意識PT...」の画像検索結果

集合的無意識の思考表現は

おもしろいですね。

登場人物たちも

生きるために

追いつめられて

見えない隙をみつけます。

そうしていると

見えないにひきよせられて

被虐待児はスカウト(引き抜き)された。

疑似家族ができました。

 

「はいがみね殺人」の画像検索結果「はいがみね殺人」の画像検索結果

 

ネグレクトされた子どもたちの結成した

疑似家族で殺人事件

現実には

この家族のような万引きは

あまりなくて

 

PTSDの依存症としての

スリル(危険で不安を置き換え)依存症とか摂食障害とか

寂しい老人とか

万引きが多いんですよね。

 

「森友」の画像検索結果「はれのひ」の画像検索結果

 

蓋を開けないと\(◎o◎)/!わからない

政治家の巣窟での汚職とか

詐欺も

意味としては

万引きみたいなものかも…。

誰が悪いかを追求するときりがないから

いじめっ子にも親がいて

その親には親がいて…

最後は??❓

いやいやユング的には???も…

気がつき可能な人が

普通の人は映画を見て忘れる。

八識田中(集合的無意識)に一刀を下ろすことかな。

アリエッティのように負の連鎖を断ち切る。

「八識田中」の画像検索結果「アリエッティPT...」の画像検索結果

 

 

『こぶとりじいさん』PTSD治療におけるトラウマ表現法の光と影

「こぶとりじいさ...」の画像検索結果

 

よいおじいさんは

こぶに悩んでいたが

山寺で

お祈りしていたら

鬼が出てきて

オニ=於陰 陰において

「ユング 影」の画像検索結果「ユング 影」の画像検索結果

 

踊りを見せると

自己表現

こぶがとれた。

 

わるいおじいさんは

一緒に祈ろうという

よいおじいさんの

信心をバカにしていたが

 

おじいさんが治ったと知って

鬼に会いに行く。

 

鬼は

こぶがあるなら踊りはうまいだろうと期待したが

芸能人には

たいていこぶがある。

「とって!とって!」と

全くイメージ表現になっていないので

「それって踊りか?!」と怒って?

 

こぶをとってやらず

よいおじいさんのこぶまでつけた。

 

PTSDの

心理療法の真髄について

物語っているみたいな昔話です。

 

 

「アリエッティ良...」の画像検索結果

『借りぐらしのアリエッティ』にも

よいおばあさんとわるいおばあさん

「陰陽」の画像検索結果

 

朝鮮戦争からマリリン・モンロー『 ナイアガラ』のPTSD表現

「ナイアガラ マ...」の画像検索結果

マリリン・モンローは

朝鮮戦争から帰還した夫を邪険にし

1952に撮影

1953休戦体制へ

戦争中

陸軍の精神科病院にいたと触れ回り

ジョナサン・レターマン医師から名付けられたレターマン陸軍病院

 

「スターウォーズ」の画像検索結果

跡地から様々な作品が生み出されることに

 

愛人と共謀し

自殺したように見せかけようとします。

「帰還兵自殺」の画像検索結果

よくある話なので

悪事が成功したと思いきや

死亡確認に行くと

亡くなったのは愛人で

反撃に遭った。

 

ショックのあまり気を失い

PTSD反応

意識不明となります。

 

目覚めますが

PTSD解離性遁走のなかで死亡しました。

 

日本でも

朝鮮戦争関連で

PTSD物語がありましたね。

 

「コクリコ坂PTSD」の画像検索結果「コクリコ坂から」の画像検索結果

 

『ナイアガラ』は

当時のナイアガラの滝の記録映画としても

興味深いです。

 

『 殺戮モルフ 』創造の病で狭心症の発作(心身症はPTSD )

相談なしに黒塗りというのは

実は本人の主観であって

 

狭心症の発作で

相談できる状態ではなかったとのことで

和解したそうです。

 

多重人格性がありますね。

暴走表現する人格と

社会人としての主人格

 

グロテスクな表現は

表現者を蝕むので

心身のバランスを取るために

発作も起こるのでしょう。

 

「思い出のマーニ...」の画像検索結果

 

いじめから喘息発作が起こることがあるように。

 

 

 

 

表現者も命懸けです。

 

「ノーベル文学賞」カズオ・イシグロ さんもテーマは 記憶 とPTSD 予防

今年のノーベル文学賞に

日系イギリス人作家の

カズオ・イシグロさん(62)が選ばれました。

 

「カズオ・イシグ...」の画像検索結果

 

2015年6月

10年ぶりの長編小説として発表した

『忘れられた巨人』は

 

「1990年代のユーゴやルワンダでの

内戦と大虐殺のショック」から

 

過ちを繰り返さないために

記憶をどう扱えばよいのかについて

書かれたものですが

記憶は、デビュー以来の一貫したテーマのようです。

 

 

「アリアドネの糸...」の画像検索結果「中井久夫 兆候...」の画像検索結果

 

 

何らかのショックから

神話が生まれるのは

 

「古事記」の画像検索結果

 

日本の古事記にも明らかな

PTSD予防と昇華の霊的現実です。

 

 

「多崎つくる」の画像検索結果

 

村上春樹のこの小説も

そういう構造ですよね。

 

記憶を封印させる圧力に屈しないことが

今現在

人類に課せられた主要テーマだということでしょう。

 

『赤い陣羽織』PTSD解離悪徳ストーカー代官の怖いもの

木下順二の戯曲で

「赤い陣羽織」の画像検索結果

 

歌舞伎や

オペラ

バレエでも演じられてきたそうです。

 

赤い陣羽織を着た

お代官さまは

 

働き者の「おやじ」の

嫁に会うために

一日に何度も

家にやってくるのですが

 

なんと

庄屋に

邪魔な「おやじ」を捕らえさせます。

 

ストーカーというものは

悪質で

手に負えないものですが

 

この作品では

 

登場人物たちの機転や偶然

駆け引きが重なって

(いわゆるドタバタ)

お代官の悪徳は

奥方に知られることになり

一件落着しました。

 

私は

 

 

文楽で観ました。

 

 

『曽根崎心中』から

名物はすめし弁当です。

(蓮の実が入っています)

 

『海辺のリア』認知症とPTSD

『海辺のリア』の

初日舞台挨拶が

東京・テアトル新宿にて開催されました。

 

「海辺のリア」の画像検索結果

 

仲代達矢さん(84)が

かつてスター俳優だった

認知症「疑い」の老人を演じます。

 

高級老人ホームから

抜け出し

海辺をさまよい歩く部分は

「徘徊」と呼ばれるものになるでしょうが

 

よく話すご老人のようで

(セリフを覚えたのは奇跡的と評価されている)

表現力が豊かであり

妻とは別の女性が産んだ娘と

突然の再会を果たします。

 

徘徊は

人生を哲学的に統合する目的でなされているようですから

 

「エリクソン」の画像検索結果

 

行動を制限しては

(右下隅にも書いてあるように)

リア王のように「絶望」しながら

死を迎えることになります。

 

 

また

死期が迫っていて

時間がないからと言って

アミタール分析なんかしなくても

(精神分析の促進法)

 

適切な時代に退行して

後悔のないようにやり直す力が

人間にはあるということを示しているのが

素晴らしいですね。

 

認知症患者が集まらなくて頓挫したJ-ADNIの話ではないですが

 

「JADNI」の画像検索結果

 

認知症って

本当は

そんなに多くはなくて

専門家がよってたかって

認知症扱いしたがっているだけだという現実を

表現者たちは

みな知っているのです。

 

『オープンダイアローグ』とムーミンバレエとPTSD

オープンダイアローグが話題になっていますが

 

「オープンダイア...」の画像検索結果「オープンダイア...」の画像検索結果

 

発祥地から

ムーミンたちも

来日中です。

 

「ムーミンバレエ...」の画像検索結果「ムーミンバレエ...」の画像検索結果

 

「専門性という鎧を脱ぎ捨てられますか?」とのことですが

バレリーナたちが

ぬいぐるみの重圧に耐えながら

プロフェッショナルなパフォーマンスを維持している姿は

陰陽真逆で

興味深い現象です。

 

「ムーミンバレエ...」の画像検索結果

 

ちゃんとポワント履いてますよ!

 

テーマは

なんと『ムーミン谷の彗星』

 

「ムーミン谷の彗...」の画像検索結果

 

 

戦争PTSDを連想させますが

 

事実

作者は日本の原爆にショックを受けて

描いたそうですね。

 

 

 

ここは

宣伝のための催し会場で

踊っているのは

日本人女性です。

 

解説者は

フィンランドのものをそのままでは伝わらないので

このようなしあがりになったと言っています。

 

オープンダイアローグにも

そういう視座が必要でしょう。

 

かぐや姫をわがままだと言ったり

象徴が使えていない発達障害が流行っているとの

愚説を垂れ流した

本邦ユング派の二の舞いをしないように

お気をつけ遊ばせ✨

 

『貴族探偵』謎解きの鍵もPTSDの自我と自己

「月9」の30周年を飾る話題作

「貴族探偵」ですが

 

「探偵貴族」の画像検索結果

 

 

主人公は

「推理などという雑事は

使用人に任せておけばいいんですよ」と言い放ち

事件関係者の女性と会話を楽しみ

遊んでばかりで

自分は何もしないという異色の探偵です。

 

しかし

心理療法に置き換えて見れば

理にかなっていて

 

「自我と自己」の画像検索結果

 

自我というものは

ついシャカリキになって

(釈迦力とは書きますが?)

場当たり的に無駄な行動をしますが

 

真実を知っているのは

異次元の自己(セルフ)です。

 

最初の事件が

地下にある井戸で起こるのも

興味深いですが

 

 

またあとで♪