クレプトマニア(PTSD)トラウマの競演による記憶障害も癒す『イチケイのカラス』

『古畑任三郎』で寄り道しましたが

刑事と裁判官ですが

とても似ている大事な視座です。

イチケイのカラスじゃない

島送り裁判官

予断だらけの裁判官は島送りという話をしてました。

何と👀

『イチケイのカラス』に寄り添う書記官も

『島送りの哀歌』を歌っていて驚きました。

考えてみれば運命共同体ですからね。

渋々と支部から支部へ支部めぐり四分の虫にも五分の魂

法廷にはPTSD案件が集まるものですが

恵まれた生い立ちの死刑囚はいなかったといつかの法務官

解離しないと犯罪は起きない。

最新話は

クレプトマニアでした。

窃盗のための窃盗と呼ばれる

PTSDの依存症の1つ

わりと多い症状ということは

老人は寂しいから万引きを繰り返し

元気なうちは摂食障害を伴って(別な意味で)複雑性PTSD

患者さん同士が出会う確率も高くなるということで

自然発生的な当事者グループ

顔見知りの二人が解離中に

言語化しがたい緊張感が高まって

万引きすると解放感に救われ

達成感から万能感に満たされる。

出会ったらどうなるか…についての

表面的には無反省で粗暴な凶悪犯罪に見えた。

心理描写が興味深かったです。

犯罪ではありますが

真面目な人が多く

詐欺師同士ならお互い見ないふりをするとか

テクニックを学ぶとかに関心が向くでしょう。

発症も真面目過ぎるストレス過多から

自分のようになってはいけないと思う気持ちが強すぎて

達成感を一度覚えてしまうと

依存症の地獄に引き込まれるのを知っているから

そうなる前にやめさせたいという

イマドキの専門家にはない深い思いやり

お互い既に常習化しているが

初心の頃の自分を観るトラウマの再演が2つ重なると

パニックの二乗になる。

結果的に怪我をさせてしまったことがわかりました。

怪我をした方も

相手と

傷害事件と誤認されてはいけないから立ち去らせた。

自分の家族を守るために

政治家なので事件を知られたくない。

自傷して記憶障害となって回避しようとしましたが

相手が逮捕されてしまい

万引きの公判中に傷害で再逮捕で絶体絶命

記憶が戻って苦悩します。

行方不明を伴う記憶喪失でも

よくある現象です。

逮捕されると

手錠に腰縄

刑務官の命令口調は

普通の人にはショックでしょう。

家族からも見放され

司法からも冷たい目で見られるものなので

今更誰も信じてくれないと感じますが

尋問ではあっても

裁判官から気持ちを訊かれているうちに

自分のことは後回しにし周囲もそれに依存していたので

自分のきもちなど誰も関心がなかった。

こころが落ち着き

まずは傾聴

自分の気持ちがしっかり語れるようになりました。

ダメな人間だと思いますと言えると

ダメだから病気になるんじゃないと言ってもらえ

そこから徐々に自分が何を考えているのかわかるようになる

非指示的方法

そのあとでやっと謝罪等が可能となる。

そういうときには布置が起きるものですが

不思議な偶然

幼い娘さんが被害者に会いにゆき

家出をするポニョ的正常な解離行動

何も理解できないながらに

でもお母さんはそんな悪い人じゃないとわかっていて

何とかしたいという一心で

涙を流しておかあさんを赦してほしいと頭を下げると

記憶障害ということになっている被害者も涙を流し

法廷で真実を語るようになりました。

刑罰ではなく治療が必要として

覚醒剤も同じですが

刑務所で一気断薬(向精神薬置き換え)が標準

保護観察つきの執行猶予になるのも

イチケイのカラスだからですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です