PTSDのバイブルと言えば

『心的外傷と回復』ですが
革命を起こすような優れた思想家は
イエス・キリスト
エックハルト…
もれなく誤解されるという宿命を負うものでして
アメリカでは
誤読した心理職の誘導によって
アメリカ人は基本的に
トラウマなるものを理解できない
ハンディを負っているらしい。
「幼児期の性的虐待」の
抑圧された記憶が「甦った」と主張する人々が
親たちを性的虐待で訴え
当初は
その多くが勝訴し
多くの父親が投獄されたそうです。
その後
「甦った記憶」の多くは
誘導された「偽造記憶」であると判明しても
ハーマン理論が社会的断罪を受けることになったままです。
『君たちはどう生きるか』の主人公は
創作意図の1つにはこういうこともあるような…
集団暴行(日本ではイジメと呼ぶ習わし)にあい
自傷行為をしますが

父親に
仇をうってやるから誰にやられたのか言いなさいと言われても
お金や権力で相手を制圧し子どもを守るのが美徳と考えている
ゴリゴリのリアリスト@ショーワ
それには便乗せず
都合の良いストーリーの大船にのればお得で安泰?
―平成の野良患者はこの網にからめとられている(>_<)
正しい方向性で自己治癒しました。
イジメられる以前から
母親と死別し
継母を受け入れられないまま
慣れない疎開先で孤独に苛まれていたわけで
イジメは限界でキレて(解離して)
自傷するきっかけにすぎなかったという事実を
ごまかそうとしなかった。
ユングも
子どもの頃に同級生から突き飛ばされて
神経症になりましたが
子どもながらに
突き飛ばされて神経症になったのではなく
それまでにも様々な言葉にならない葛藤を抱えていたところに
自伝に明らか
同級生に突き飛ばされ頭を打って
意識が飛び無意識の声が…
『お前はもう学校にいかなくていい』と聴こえたという
メカニズムに気づき
誰が悪いかというような表面的な話ではない。
日本のスクールカウンセラーのようなトラウマ対応とは
異質の分析心理学の立場から対応する理論を編み出しました。