獅子頭」カテゴリーアーカイブ

朝日新聞『獅子頭』第九十四話  公務ができない

文化革命のころ
日本にやってきた

中国人男性の
PTSD克服の物語ですが

平成日本のPTSD問題
盛りだくさんです。

94話では
「公務だろう?」
責められてます。

がおかしくなったのか」 ←中国仕込み!
とか言われて

全く理解してもらえませんし…

しょげ返って
力なく座り込んでしまうしか
ありませんでした。

どなたかの
無気力の原因も
こんな感じではないでしょうか。

心因があるのに
たくみに【回避】させる。

これでは
治るものも治りません。
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朝日新聞『獅子頭』~九十九話 性的被害の苦悩と二次被害

加害者への
怒りと怖れもあるし
置かれた状況を
どう解釈していいのか
頭が迷路に
はまります。     
こころが
完全に恐怖でのっとられてますから
加害者が
やってくるのも
嫌だし
来ないと不安になります。
さらには加害者が
懐妊したことを
知らされ
かつて
空中ブランコから
落ちたときのような     ←トラウマ再燃の危機
めまいに
襲われ
目の前が真っ暗になり
倒れこみました。
加害者の顔を
意識から追い出そうとしますが
そうすればするほど

懐妊という二文字が
鮮明になり
家族や送り出してくれた
祖国の仲間に
にらみつけられる幻影に
苦しみます。

涙があふれ
我慢できず
泣き出すと
世話役の男性は
おかしなやつだとは
知っていたが
精神病の薬が必要かと
迷惑そうです。
      ←平成の日本人と同じですね!               
かろうじて
事情を話しましたが
信じてもらえません。
男性が女性に
レイプされるなんて
なかなか理解されない
でしょうね。
被害者の二次被害
リアルに表現されてます。

朝日新聞『獅子頭』第九十四話  公務ができない

文化革命のころ
日本にやってきた
中国人男性の
PTSD克服の物語ですが
平成日本のPTSD問題
盛りだくさんです。
94話では
「公務だろう?」
責められてます。
がおかしくなったのか」 ←中国仕込み!
とか言われて
全く理解してもらえませんし…
しょげ返って
力なく座り込んでしまうしか
ありませんでした。
どなたかの
無気力の原因も
こんな感じではないでしょうか。
心因があるのに
たくみに【回避】させる。
これでは
治るものも治りません。

朝日新聞『獅子頭』第九十三話 おばはん的思考

中華料理のプロが

かび臭いアパートで
日本の
なんちゃって中華料理を
食べる。

「なんでこんなに
硬くなるまで焼くかなあ」

偉そうなつもりじゃなくて
素材に対する
愛情のなさのようなものを
ちょっと
呟やいてしまったのだが

即座に返された
言葉は

「日本ではこれでいいの!」
「食うな!」

日本人気質かもしれません。

専門家にも横行してます。

診断や治療方針について
疑問や不安を言うと、

怒りの返り討ちにあうこと
少なくないそうです。
 ―学会では経験してますドキドキ

気を遣いながら
まさに
ぺいしぇんと
です。

望郷の思いに耐えながら
がんばってることを
ねぎらい
日本人が何か
失礼なことしてないか
聞いてあげるのが
普通でしょうにねドキドキ
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朝日新聞『獅子頭』第九十三話 おばはん的思考

中華料理のプロが
かび臭いアパートで
日本の
なんちゃって中華料理を
食べる。
「なんでこんなに
硬くなるまで焼くかなあ」
偉そうなつもりじゃなくて
素材に対する
愛情のなさのようなものを
ちょっと
呟やいてしまったのだが
即座に返された
言葉は
「日本ではこれでいいの!」
「食うな!」
日本人気質かもしれません。
専門家にも横行してます。
診断や治療方針について
疑問や不安を言うと、
怒りの返り討ちにあうこと
少なくないそうです。
 ―学会では経験してますドキドキ
気を遣いながら
まさに
ぺいしぇんと
です。
望郷の思いに耐えながら
がんばってることを
ねぎらい
日本人が何か
失礼なことしてないか
聞いてあげるのが
普通でしょうにねドキドキ

朝日新聞『獅子頭』 ~第九十話 性的被害 

幸子に誘惑されて
自分でもわけの分からないうちに
間違いを犯してしまった
二順は

ひどい罪悪感に悩まされています。

文章を普通に読めば
被害者のように感じますが、

本人には
罪悪感しかありません。

そして
罪悪感を払拭しようと
必死で
掃除
をします。
 ―防衛機制の【取り消し】ですね。
 
拭い去りたいものは罪悪感ですから
いくら掃除をしてもキリが
ありません。
 ―洗浄強迫に陥る人もいます。

また
食事はのどを通りません。

幸子の方は、お気楽に
二順に逢いに来ますから

罪悪感を拭い去るのは
無理でしょう。

周囲の目も気になります。

性的被害者の置かれた
苦境がうまく表現されていると
思います。
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朝日新聞『獅子頭』 ~第九十話 性的被害 

幸子に誘惑されて
自分でもわけの分からないうちに
間違いを犯してしまった
二順は
ひどい罪悪感に悩まされています。
文章を普通に読めば
被害者のように感じますが、
本人には
罪悪感しかありません。
そして
罪悪感を払拭しようと
必死で
掃除
をします。
 ―防衛機制の【取り消し】ですね。
 
拭い去りたいものは罪悪感ですから
いくら掃除をしてもキリが
ありません。
 ―洗浄強迫に陥る人もいます。
また
食事はのどを通りません。
幸子の方は、お気楽に
二順に逢いに来ますから
罪悪感を拭い去るのは
無理でしょう。
周囲の目も気になります。
性的被害者の置かれた
苦境がうまく表現されていると
思います。

朝日新聞『獅子頭』第八十五話 お呼びでないことをスル! 

PTSDを克服し
【自己実現】しようとする
二順です。

祖国では
自己実現の別名
【個性化の過程】を
バクシンしてましたが
日本に来てからは

文化の壁に見事にぶつかって
気の毒で見ていられません。

圧巻は
女性からのレイプ
です。

温順な二順も
さすがに怒り心頭です。

なんと失礼な女性でしょうか。

しょげていると

職場で
追い討ちをかけるような
致命的な一言を耳にしました。

「(日本では)
お前の仕事でもないのに
手を出して骨を折ったって
感謝されないどころか
怒られるんだゾ」

暗黙のルールとして ←常識・分別ひらめき電球
あると思います。 

学会から認められた人が
「あなたがユングと宗教をやりなさい」
「あなたがユングと文学をやりなさい」
と言われて
成果を出したら
それが認められるわけであって

私が横から
あーだ、こーだと言うのは
非常に迷惑な話です。

でも
私はその人たちのためにあるのではなく
PTSD研究のために
存在しようと思います。
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朝日新聞『獅子頭』第八十五話 お呼びでないことをスル! 

PTSDを克服し
【自己実現】しようとする
二順です。
祖国では
自己実現の別名
【個性化の過程】を
バクシンしてましたが
日本に来てからは
文化の壁に見事にぶつかって
気の毒で見ていられません。
圧巻は
女性からのレイプ
です。
温順な二順も
さすがに怒り心頭です。
なんと失礼な女性でしょうか。
しょげていると
職場で
追い討ちをかけるような
致命的な一言を耳にしました。
「(日本では)
お前の仕事でもないのに
手を出して骨を折ったって
感謝されないどころか
怒られるんだゾ」

暗黙のルールとして ←常識・分別ひらめき電球
あると思います。 
学会から認められた人が
「あなたがユングと宗教をやりなさい」
「あなたがユングと文学をやりなさい」
と言われて
成果を出したら
それが認められるわけであって
私が横から
あーだ、こーだと言うのは
非常に迷惑な話です。
でも
私はその人たちのためにあるのではなく
PTSD研究のために
存在しようと思います。

朝日新聞『獅子頭』第七十七~七十九話 縁起  

日本語習得のコツを
先輩の中国人が
伝授してくれました。

日本語の単語には
何でも二通りあること
 ―漢字とひらがなの陰陽ですね。

ありがとうと言うところは

中国語の「感謝」に「する」を
つけたものを
早口でちょっと訛らせたらいいのだと。
しかもその方が丁寧な言い方になると。

素直な二順は
それを信じます。
 ―【素直】は外国語にない言葉で
  日本独特の極意です。
  ポニョを助ける宗助を
  宮崎監督は素直な子に表現しました。  

一気に心は軽くなり
馬鹿にしてたこの先輩を見直し
勧められて困惑してた
梅干も口にしましたし

気持ちが軽くなると
逆に大きな声で
「ニーハオ」ということにも
ためらいがなくなり

言葉が急に伝わるように
なりました。

何か1つ根本的なものが
解決しかかると
もつれてた糸がスルスルと
勝手に解ける部分も出てきますよね。

縁起(すべてのものは関わってる)
でしょうか。
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