『アンサングシンデレラ』減薬指導なしの処方薬依存症治療

『アンサングシンデレラ』には

ODの女性も登場しました。

処方薬依存症から

大量服薬を繰り返す。

不治の難病で入院している患者さんも少なくないので

最後に

あなたは治る病気なのに

治療放棄して

楽な方を選ばないでくださいとの

ピア・カウンセリングが効くまでのお話

病に向き合おうとしない不真面目さが

華原朋美さんの回復過程のような

過酷なものが待っているという予期不安で

無意識的に防衛

ODの心理

際立ちます。

 

アルコール依存症の人が

横綱級【否認】の病

肝臓を壊してやっと入院させられるように

酔っぱらったように話すこの人も

「肝機能」が回復するまで入院することになりました。

同じ依存症です。

 

薬剤師からの質問は

都合が悪いことばかりなので

はぐらかしてまともに答えず

抗不安薬のダミーが出ているとの説明には

「キャンディ」「プラセボ」でしょ?とマウンティング

OD継続のために役に立たない知識は豊富

権威には弱いのでめいっぱい「けん制」

それすら制限されていることに怒りだします。

 

さすがに

あなたのしていることは

国の大事な医療費についての「不正行為」だと

説明されますが

あまりに図星で解離して

「怖い~」と薬剤師を悪者にして助けを求めて

妄想世界を作って逃げ込む。

逃げ出す始末で

「OD」行為そのものをやめさせるのは難しそうでした。

 

しかし

次第に

「育児ノイローゼ」で受けた治療がもとで

原因があるのでPTSDでした。

処方薬依存症に陥っていること

アルコールより厄介

酔っぱらったフリをしているだけで

娘と暮らしたいという正気を隠していること

それには怖がられないように治る必要がある。

 

OD行動は

脳の誤作動ではなく

心理的な問題で変動することが

昔のことを思い出してODしたかと思えば

娘の今の様子を見てクスリを全部捨ててしまったり

(減薬の相談をすべきところ勝手に一気に減薬)

お見舞いの親子を見てODしたくなったり

わかってきました。

 

家族との面会も

結果的にはうまく奏功しましたが

時期を見計らう必要がありました。

楽しみではありますが不安もあるので

気分をアゲアゲにして会いたくもなりますが

治るんだ!と決意して捨ててしまったので大慌て💦します。

場当たり的です。

そういう時に

解離して

他患から強奪しようとしたり

薬局に侵入して

みつかると刃物で脅したりする様子は

覚せい剤犯罪者と変わらない感じで表現されていました。

 

そういう人格を

一番見られたくない娘さんに見られたのは

トラウマの再演の大失敗で

「やっぱり治らない」と結論づけてしまいます。

アドラー心理学などで指摘される

治らない人の思考パターン

 

ここからも治癒に導くことができたのですが

毎回書いているように

これは本来は心理職の仕事なのです。

 

 

『アンサングシンデレラ』減薬指導なしの処方薬依存症治療」への10件のフィードバック

  1. ドラゴン🐲

    おはようございます
    八つ当たり感覚でODする人は多くいらっしゃいますが、当事者自身が通常量服用で「薬による脳の誤作動」と感じてる事も、自覚していない対人関係による情動トラウマが暴れているという可能性があるわけですね

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      そうなんです。
      ドラマですが、核心的なことをあれこれ伝えています。
      どのような人がどんな意図で?と興味津々なのです♪

      家庭内暴力でグラスを投げれば、お母さんか奥さんが片付けてくれるかもですが、ODの場合はもれなく自分できっちり後片付けさせられるので、「八つ当たりは得策じゃない」と気づく契機になれば、その分だけ意味があります。しかし、そういうのは(認知行動療法理論同様)理屈上の話であって、あまり気づかれないみたいなので、実質上同等らしいです。

      真面目に取り組んでいれば、こんな風な主体的な観察に至るみたいですね。「(認識)世界が痛い」と言えば薬が増やされるというのが【定番】、主治医の辞書に「哲学」がないのも【定番】みたいです。

      返信
  2. ドラゴン🐲

    お返事ありがとうございます😊
    確かに何度も断薬失敗している方々は何か理由を見つけてはお薬を元の量に増やしてしまうという人がいますね。ですから、一気断薬して断薬成功した人が「少しづつ薬減らしてもその間にどれだけ脳損傷が起こる事のリスクを考えてみたら?」という言葉に凄い感情的に自己防衛する漸減薬の人がやたら多かったです。一気断薬派 vs 漸減薬派の感情の対立は北米でも同じみたいですよ。そして、面白い事に漸減薬派は行動療法が凄く好きな人が多いのも似てるかもしれません。

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      行動療法が得意とするところですからね。
      一気にやる方は、洗脳や喝が得意な分野かな…。悪い意味じゃなくて、いかにそこをうまく超えるかみたいなのが核心にありそうです。

      ドラマは、薬のことは薬剤師に相談という常識が、実はそうなっていなくて、患者さんの方からお飾りにしてしまっていることを教えてくれているようでした。これは心理職の場合でも【防衛】でよく起こる現象です。呑み込まれる恐怖から、先制攻撃で人を喰った態度をとるわけです。
      一気にやるかだんだん減らすかについて、薬剤師と相談しながら決めて、伴走してもらうというのは、第三の分野で、その議論には、まだ参戦していないのでしょうかね。

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  3. ドラゴン

    コールドターキーでやめた人は、そこからどうやってリカバリーするかを模索して話し合い相手を探しています。オンラインサロンで出逢うコールドターキー派はセラピストをつけて考えていくやり方には辿りつかないみたいです。こちらのリアルで言ったら、グループセラピーで話し合い、そこから洞察を得ながら社会復帰を目指すみたいな人が多いみたいです。その多くは、彼ら/彼女たちには「薬を飲む必要のない問題に薬を服用していた」という意識が強い様に感じます。ドラゴン🐲も一気断薬でしたが、そいは思わず、薬を服用する事で更に偽物感覚が強まったので、これはやめなきゃ自分がもっと遠くに行っちゃう恐怖からお薬をやめました。

    続きはまた後で書きますね

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      それで断薬できた人は、それでよいと思います。
      実は、心理職だけでなくて、薬剤師も医者も、門外漢扱いであるという興味深い構図が浮かび上がりました。

      そういえば、『コールドターキー♪』の扱いは、専門家から無理解にあった様子と似てますね(笑)

      返信
  4. ドラゴン🐲

    すみません
    続きが遅くなっちゃって💦
    漸減派は最後の最後で減薬に失敗する人が多い様子です。最後のほんのちょぴっとをやめる時になると、環境のせいにしたり、自分の脆弱性は器質的なものであると言い出したりして、いきなり増量する人が多かったです。
    そして、減薬プロセス中は自助会依存に落ち入りがちで常に話す場所を求めているようすです。側で見てるとお互いの傷を舐めあっているかの様子に見えないでもないです。境界線見えなくなり相手のエリアに侵入してトラブルは頻発していたのは確かですね。

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      やっぱり( ̄∇ ̄;)
      私の見た感じもそういうところです。

      次々場所を見つけて「はしご」するんですよね♪

      返信
  5. ドラゴン🐲

    そういう方々は何処かボーダーラインパーソナリティの特性を持ってる感じでしたが、診断はバイポーラなんです。一時はリチウムがそういう行動(自助会梯子、年がら年中ミーティング開催の催促、ナルシスト強化)を引き起こしてるのかなぁ〜って想像した事もありました。
    兎に角、漸減派に付き合うのは振り回されてしまう事が多いので撤退させていただきました。

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      わかります。
      診断名と処方で、そうなってるかもですね。

      うつ病誤診からの処方薬で躁転する被害は、よく知られていますが、その後、そういうことになっているのは、自助会にいる当事者しか気づけないことかもしれませんね。とりあえずもらった薬の不具合を、自助会の「カクテル」「自己処方」で収めようとしているのかな。バウンダリーがめちゃくちゃになって当然の権利と思っているかのようなそういう人と付き合うのは遠慮したいですね。

      返信

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