『珈琲いかがでしょう』PTSDとコーヒー☕豆のような黒内障

『珈琲いかがでしょう』の主人公もまた

半グレから

トラウマがあるからグレるのです。

グレ方が半分という意味ではなく

殆どヤクザという意味でつかわれます。

「カワサキ国」とか「しばき隊」とか

旭川女子中学生集団いじめ殺人事件とかの加害者ですね。

個性化の過程を歩み始めた人物であることがわかりましたが

生きがいがなく底辺の生活だと絶望し

若いのに人生終わったような顔をしていた

半グレ環境からも可能

というか

そういう絶望がないと無理

裏社会にも

こんな感じの神さまがいるという話

半グレ時代を回想するなかで

印象的に描かれたのが【黒内障】でした。

「いろんなものが欠落した」

「何も映っていない」目

常軌を逸した「真っ黒な目」と言語化されています。

医学的には

眼科所見がないにもかかわらず

目が見えなくなったり

視力が低下したりする疾患で

多くは一時的なものです。

トラウマで

脳への血流が悪くなり

一過性虚血発作で一過性黒内障となる。

どんなときに起きたかというと

解離したときでした。

主人公の場合は

「放るもん(人を始末する)」ノルマをたくさんこなせば

「ホルモン(焼肉)」と大金が手に入るという呪文で

自己催眠状態に陥り

エスカレート

(依頼もないのに殺害し

死体を殴り続ける)したときにみられました。

生き地獄のような生活ではありましたが

主人公は

宗教のようなコーヒーに出会い

茶道みたいなもの

修行の場であったバラックをトラックに代えて

ブルーシート街のバラックの一室に入ってみると

狭いけど居心地のいい部屋があった。

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「どんなものでも磨けばなんとかなる」

「底辺でも小粋にポップに暮らしたいじゃない」と師匠

「今は素敵な移動コーヒー屋さん」と言われるようになれました。

おいしいコーヒーに出会って世界が変わり

(いつもの泥水は何だったのだと驚愕)

毎日練習したから

コーヒーを飲むとその人がどのくらい練習したかわかる。

心理療法もそんな感じで伝承されていく。

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