昨日
イタリア国営テレビ
RAIの
カトリック教徒向け番組に出演
東日本大震災を体験した
千葉県の
7歳の日本人少女からの
―お父さんがイタリア人
「私は今
とても怖いです。
大丈夫だと思っていた ←自明性の喪失
私の家が
とても揺れたり
私と同じ年ぐらいの子供が
たくさん死んだり
公園に遊びに行けないからです。
なんでこんなに悲しいことに
ならないといけないのですか」との
質問に対し
法王は
「私も同じように『なぜ』と
自問しています。
答えは見つかりませんが
神はあなたとともにあります。
この痛みは無意味ではありません。
私たちは苦しんでいる
日本の子供たちとともにあります。
ともに祈りましょう」などと
答えました。
大変な事件に遭遇すると
子どもも哲学者になります。
―普通は考えなくても済むことを
考えねば
一歩も進めません。
ユングはそれを考え抜く
哲学的忍耐力を身につけさせるのが
心理療法の基本だと言っています。
―牧師の息子です。
ユングも水害で
敬虔な信者がなくなることの意味を
父親に問いました。
―神がいるのになぜ?と
素朴にして
普遍的なテーマです。
お父さんがイタリア人なら
神の概念で説明するのも
アリかな?と思います。
「こころのケア(PTSD予防)」カテゴリーアーカイブ
天皇皇后両陛下原発風評被害も視野に入れたこころのケアをさりげなく
茨城県北茨城市を訪れられました。
―二度目の被災地訪問です。
★漁港では
流された
行方不明者がいるとお聞きなると
沖合に向かって
黙礼
家屋倒壊現場でも
女性の死者が出た場所と
お気づきになると
現場に向かって
深々と頭を
下げられます。
―見えないものにも
あたりまえにきちんと
こころある対応をされます。
少し前の心理学って
乱暴だったなぁと思います。
★体育館では
ともに避難してきた妻を
今月8日に肺炎で失ったという
78歳男性に
「それは残念なことでしたね。
お寂しいですね」
新聞紙で作った
折り鶴を飾って迎えた
81歳女性には
「どんなにか怖かったことでしょう。
お体に気をつけてくださいね」と
励まされました。
★昼食会では
前日に大津漁港で
水揚げされた
カレイ、ヒラメ、穴子などの
魚料理を味わわれ
原発事故に関連した風評被害について
「もう少し国民も
関係者も
きちんとした知識に基づいて
行動しなければいけませんね」との趣旨の
感想を口にされたようです。
政治家のパフォーマンスが
次々失敗するなか
さりげなく
こころのケアを続けられています。
―伝統がありますからね。
見習わねばなりません。
―象徴ですから
大震災ショックで「原子力損害賠償紛争審査会」は精神的苦痛も認める
文部科学省で開かれ
1次指針の原案が示されましたが
―可決しそうです。
東電による仮払いを促すことが目的で
緊急性が高く
賠償の範囲として
合意が得やすい対象が
選ばれました。
政府の指示で避難した住民に対しては
〈1〉避難費用
〈2〉営業が困難となった場合の減収分
〈3〉検査費用
〈4〉精神的損害
――などが賠償の対象となることが
大筋で了承されました。
暴力事件でも
慰謝料ってなかなか
認められませんからね。
―これは
事実を否認されることにつながるので
苦痛になります。
PTSDを発症させたり
重症化させたりする
引き金になるので
当たり前のことが
当たり前に認められることは
とても大事な
こころのケアになるのです。
鹿沼市クレーン車事故で思い出すてんかん母子の苦悩とこころのケア
小学生6人が死亡した
事故ですが
逮捕された運転手(26)の
母親から届いた手紙が
公開されました。
「持病や執行猶予中であることを
(親子で)隠した。
心苦しかったが
息子が喜んで働いている姿に
本当のことを話せなかった」と
告白されています。
―心情はわかりますね。
自分が経営する店を
閉めることになったと報告
「一生かけて償う。
許してください」と
結んでいます。
―きちんと考えられる方です。
てんかんの発作コントロールは
親子の大問題です。
薬以外にも
スポーツも大発作を誘発すると
言われてて
あるてんかん児は
勉強できないし
空気が読めなくて
クラスにはなじめないけど
―そのトラブルで
心理療法を受けていた。
卓球がうまくて
試合に出るのは
自信につながるから
応援したい気持ちと
発作を恐れる気持ちで
お母さんは揺れていました。
でも
不思議ですが
―こころのメカニズムを考えれば
不思議ではない。
それを話すことで
困った事態は防げていました。
もちろん
てんかん器質らしく
義理堅く律儀に
―融通は利かない
薬は飲んでいましたよ。
こころのケアは
大事だと思います
急性ストレス障害中の東電社長にフクシマ知事「被災地の子どもの気持ちがわかるか」と心のケア
福島第一原発事故から
約40日
佐藤雄平福島県知事は
東京電力の清水正孝社長に
事故後初めて
面会しました。
―当日電話をよこし
名刺を置いていくような
失礼な態度に知事は不信感を
募らせ
面会拒否していました。
社長も急性ストレス障害で
余裕がないのでしょうが
百尺竿頭一歩進めよの精神が
求められています。
清水社長は
深々と頭を下げ
謝罪の意を示しますが
知事は10分以上にわたり
怒りをぶつけ
「再開はありえない」と
言い渡し
面会後は
「もっと心のこもった
謝り方があるのではないか。
『想定外の津波』という言葉は
聞きたくない」と
不快感をあらわにしました。
危険な最前線で
がんばる作業員には
「唯一の希望の星。
何とかいい環境にしてほしい」と述べ
避難しなければならなかった
子どもたちの話をするときは
「子どもたちの気持ちがわかりますか!」と
感情をあらわにされました。
―適切な感情表現
主張に
健全なこころの強さを感じます。
知事の言動は1つ1つ
県民への
こころのケアになると思います。
―当たり前のように思われるかも
しれませんが
こういうことがないと
PTSDが発症し
重症化・複雑化・長期化します。
原発健康リスク管理アドバイザーPTSD解離人格でも思い出す心のケア
正式名は
「福島県放射線健康リスク管理アドバイザー」
4月に就任された
神谷研二さん
朝日新聞やNHKでの自論は
「健康被害の発生は
現時点では考えにくいが
住民が不安を抱くのは当然」
―PTSDとは書いてませんが
風評被害の起る心理的メカニズムや
被爆者のストレスを心配され
心のケアを忘れてはいけないと
おっしゃってます。
科学者ではなく
臨床心理学者なんですか?
広島大原爆放射線医科学研究所の
所長さんですが
所長さんのグループは
大学の発表によれば
2006年
甲状腺がんが起こる仕組みを調べる過程で
★基準を超える量の放射性物質を
実験に使ったり
★遮へいせずに
放射性物質を宅配させたり
★実験棟に入る資格がない
非常勤職員二人も作業に従事させたり
放射線障害防止法違反の
違法行為を繰り返していたそうです。
―危険物を取り扱う
ストレスで
PTSDになっているような
気がします。
つまり判断能力が著しく
欠如している。
でも主張はしますから
厄介です
それは未治療のまま放置されているらしく
今回はNHKで
アナウンサーが
「福島県飯舘村で採取した土壌から
1キログラム当たり
16万3000ベクレルの
放射性セシウム137が検出されましたが
これについては・・」と質問しても
平然と
「大丈夫です。問題ありません」
―【解離】人格に怖いものは
ありません。
「チェルノブイリ原発で
被ばくした妊婦が産んだ乳児には
被ばくの影響が見られなかった。
だから安心して下さい。」
―解離性健忘もはなはだしい
職業柄一番関心がある場所で
アパシーを起こすのは
重症PTSDです。
香山リカちゃんに
新型うつ病と診断されます。
(実験できないのに
テレビ出演)
電力会社から
研究費をもらってる御用学者だからというより
ビョーキでしょう。
そんな人でも
こころのケアを思い出せと
言っているのですから
―自分の心のケアを忘れてたなぁと
いうことでしょうが
いまや常識と言ってよいでしょう。
震災ショックで精神的苦痛も賠償対象になる
東京電力
福島第一原子力発電所の
事故の賠償範囲の
指針を定める
文部科学省の
「原子力損害賠償紛争審査会」は
被災者の精神的損害についても
賠償の対象として
認める方針を固めました。
苦痛がいろんな次元で
正当に評価されるのは
心のケアにとっても
大事なことです。
過去には
難しかったことですね。
無条件に
認められるようになったのは
画期的なことですが
理解が
いつも
多大な犠牲の上にしか
発生しないのが
なんともいえない
ところです。
震災ショックで自明になったこころのケアの象徴としての天皇制
美智子さまの『橋をかける』はラポールで心のケアの象徴t的基本
震災以来
皇室が
こころのケアのお手本を
示されていますが
美智子さまは
現在
絵本プロジェクトを
お考え中とか。
そう言えば
こういう本を
出しておられました
何気ないタイトルですが
心理学全般で用いられる用語に
ラポール
(rapport)という
言葉があります。
フランス語で「橋をかける」を
意味します。
自分自身と
相手の心が通い合っている
状態を
ラポールと言います。
傾聴の極意は
ラポールです。
―これが本当にできたら
ユングとかフロイトとか
要りません
こういうのを出しながら
「これ飲んで
嫌なことは忘れなさい」と
指導するのは
一方通行であり
ラポールとは
言いません。
―橋があるだけです。
悪しき箱物文化ですね。
病院という箱物の中で
『つらいとかしんどいとか
ボクもつらくなるから
どうか言わないで…』と
お祈りするのは
悪魔の祈りですね
PTSD予防には『すばらしい悲しみ』でしっかり悲しむこころのケア
つらいことがあると
★自分は特別であり
★誰にも理解されない
型にはまった
視野狭窄に陥り
哲学宗教を否定する。
―神も仏もあるもんか!
(確かに実在しませんね)
しかも
ヘンな宗教に近づくから
わけわからない
ニーチェの神は死んだを
都合よく
―自分を貶めるために
救いを排除するために
読み出す。
これがPTSDの魔境です
残念ながら
―混乱したい人にはですが
PTSD予防や治療には
理論があります。
きれいに
やさしく書かれていますから
まずは
これを与えるのが
複雑化&長期化&重症化への
大きな歯止めになるでしょう。
悲しみのプロセスは
①ショック状態に陥る
②感情を表現する
③ゆううつになり孤独を感じる
④悲しみが身体化する
⑤パニックに陥る
⑥喪失に罪悪感を抱く
⑦怒りと恨みでいっぱいになる
⑧元の生活に戻ることを拒否する
⑨徐々に希望がわいてくる
⑩現実を受け入れられるようになる
キューブラー・ロスを
詳しくした感じかな。
こういうもので
一気に超えようとしないように
願います