南果歩(54)さんが
舞台『オイディプス REXXX』の
初日を前に会見
16年3月に乳がん手術を受け
「去年の春にうつ病と診断されたけど
がんPTSDですね。
ここまで来られた」
「ギリシャ悲劇と同じく激動の1年。
人生最悪の時だった」と明かしました。
物語になぞらえて
PTSDを考えることが「見立て」となりますが
診断とは言わない。
PTSDに決まっているので
この作品は
フロイトのエディプスコンプレックスで
よく知られていますね。
お話や夢は
実際のコンプレックスと比べると
「強調」され
象徴的に響いて
カタルシス効果を生む。
世間が暗黒になれば
古事記の神さまたちはどこからともなく集合し
自己治癒力の免疫チーム
どんちゃん騒ぎをしますが
笑いと気づきで癒やす。
落語と同じで
理解できないと笑えない。
西洋理論では
「朝は4本足
昼は2本足
夜は3本足の動物は?」なんて
哲学的命題を解くことで
象徴的に捉えるのは同じでも
「頭で考える」傾向が強い。
日本人は頭で考えても治らない。
問題解決してゆきます。
しかし
PTSD物語ですから
続編があり
世代間負の連鎖してゆくのは共通です。