女性患者に対する
準強制わいせつ罪に問われた
乳腺外科医(46)の
上告審判決で
最高裁第二小法廷は
18日
懲役2年の逆転有罪とした
二審・東京高裁判決について
「審理尽くされていない」として破棄
審理を
高裁に差し戻しました。
1つの真実をめぐり
無罪⇒有罪⇒「ちゃんと判断しなさい」ですから
問題になっているということですね。
裁判官全員が
科学的検討が不十分で
「審理不尽の違法がある」としています。
確かに
女性が直後に友人に被害を訴えたことと
まさかそういうウソは言わないだろうという推測
手術時の麻酔薬による妄想くらいしか
現実検討能力が著しく低下して
幻想を観たのだろうという推測
議論の材料がないのはお粗末で
科学的とは到底言えません。
その点では
原告は複数の病院に行った
(しかし検査を受けず、カルテの内容と警察での話も違う)
デートレイプドラッグを盛られたとの妄想等
Blackboxの裁判とも酷似していますね。
高裁で最初から審理し直され
原告の妄想も名誉棄損認定と進化しながら
最高裁で審理中
PTSD性妄想について
孤独な少女の喘息が癒える前に観た
幻想は
とてもリアルな体験として描かれていました。
PTSDの加害者意識
妄想性障害や
妄想を信じさせる妄想自体の威力が知られている。
PTSDの被害者意識等は
女性も手術を受けるに至ったショックがあるでしょう。
適切なPTSD予防がないところで
麻酔薬が投与されると
幻想の質が変化し
(幻想自体は必要なもの)
禍根を残すこともある。
裁判所の認識はマーニー以前
最低限必要でしょう。