『クロシンリ』 は
なかなかおもしろいドラマのようです。
最初の症例は
2話ごとに完結する。
サラリーマンが
上司からパワハラを受け
PTSD発症リスク
往々にして集団いじめを伴う。
会社に適応できなくて悩んでいたところ
落ち武者バーは
お能で
旅の僧が
トラウマ成仏を手伝ってくれるモチーフ
クロシンリが現れて
多分「腹黒心理」
どうすればいいか逐一教えてくれ
正当な心理療法ではアドバイスは殆どしません。
その通りに実践すると
パワハラをするような悪人は
普通の人なら気持ち悪いと感じるような
(依頼主も抵抗感を押し殺して頑張った)
対応を好むので簡単
パワハラは気にならなくなりましたが
上司に嫌われたままなのは嫌だと駄々をこねますと
「簡単に教えてもらえると思ってるのか」
「覚悟はできているのか」
「それでお願いしてるつもりか」と喝を入れられ
『珈琲いかがでしょう』の温厚そうな主人公も
半グレ時代は師匠に同じように注意されていました。
弁護士さんも同じみたい…
心理療法あるあるです。
【傾聴】の意味が都合よく広まってますが
禅寺の入門も厳しいですよ。
何とか取り入って許可してもらい
ほっとして
教えてもらえたのは
「気にいられたらいい」とのことで
それができないから頼んでいるのに
もういい💢と立ち去ろうとすると
「そうやって人の話を最後まで聞かない」と言われてはっとします。
これも心理療法あるある
会社でのふるまいを一緒に見直そうということになって
自分の問題として引き寄せられるようになるまでにも
骨が折れるもの
自分ではわりと自信があったのですが
ダメ出しされます。
「普通にしてるのに~」と言うと
「普通だからダメ」と喝
トラウマ相手は『崖の上のポニョ』ですからね。
普通でよい訳がない。
更に気持ち悪いテクニックを教わっているうちに
確かに上司とは親密になれた。
上司の犯罪に加担することになり
会社はつぶれてしまいました。
―おしまい―
やってみなければわからないことも多いですが
適応しない方がいい環境もあるし
アドバイスにはろくなものがないという
事実を知るには
ドラマは無料の反面教師
高い授業料でしたね。
ネット徘徊カウンセラーあるある…